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2007年5月 4日 (金)

世界をめざして意気込んだ日から

前回投稿のXL250sのプラモゲットで随分と自分の中に"自分自身の懐かしブーム"みたいなものが芽生え始めてきた。 元は別の事情からヤフオクをやってみるようになり、いつの間にかバイク関係のいろんなものを品定めすることが楽しみになっていた。 そこで長年気になっていたひとの本をみつけることが出来た。

 「世界を走った冒険野郎」(八重洲出版 1969年当時 450円)

Bouken

実は先述のXL250sの中古車探しをしていた頃(中型免許をとったばかりの頃)、毎日新聞社から出ていた海外ツーリングの紹介本を読んだことから いつか世界をツーリングしようと心に決めていた。 その紹介本(書名失念)には昭和40年代にヤマハのYDSで世界5大陸を走った吉田という男性の記事が小さく載っており この人の旅の記録を読んでみたいと思っていた。 思い続けて23年... 古本屋をめぐっても無かったこの本をあっさりとヤフオクで落札出来てしまった。  はやる気持ちを抑えながら傷んだ本を丁寧にめくる。 この本には3人のツーリストの記事が掲載されていた。
北米をCB72で走った内山さん(ネットで調べたところ どうやら今は絵本作家でいらっしゃるらしい)、
数社のバイクパーツを集めてつくったいわば手製の50ccで欧州諸国を走った稲宮さん、
そして私が長年追い求めた 世界一周をYDSIIIで3年以上もかけて走った吉田さん。※PDFあり
吉田さんはヤマハのサイトを調べてみたところ旅のあとにヤマハに入社、2002年にもう一度世界をツーリングして同年ヤマハを退職されているようだ。
一気に読むのがもったいなくて毎日少しづつ読むようにしていたのだが一昨日とうとう読了してしまった。
当時のヨーロッパでのスクーター評などもあってなかなか今読んでも立派に通用する内容だった。

今日思い立って明日旅に出られるほど我々は自由ではないが 時にこうして旅の記録を読むことで他人さまの経験を自分に重ねて遠い旅路に思いを馳せることができる。 読み終わった今はGoogle EarthやGoogleMapでその道中を確認再現してみようと思っている。

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