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2008年3月 1日 (土)

「潜水服は蝶の夢を見る」を見てきた

3月に入った。毎月1日は映画の日でほとんどの映画館が料金1000円均一になっている。
話題になっている映画ならこの日にみたいと思っていた矢先、Podcast"TSBラジオストリーム"で紹介されているのを聞いたのでこの映画を観てきた。
Butterfly

  潜水服は蝶の夢を見るLe Scaphandre et le papillonは実話の映画化でアカデミー賞をとっている。 フランスの雑誌ELLEの編集長が突然脳梗塞のような重い病気になり、まぶたを動かすことしかできない身体になってしまう。 その不自由な毎日を潜水服にたとえ、心のありかたと想像力しだいで蝶のように自由になれるというのがタイトルの所以だ。 フランス映画をたくさん見て来たので言えるのだがめずらしいくらい日本人には抵抗のない演出が効いていて説明不足に陥りやすいこの重いテーマを見事に展開してくれている。 ネタバレでもなんでもないのだが、瞼しか動かせない彼に言葉を与える手段としてヘルパーの美女が提案する。 アルファベットを読み上げていって彼が述べたい文字に来たところでまぶたを1回だけまばたきするようにして心の中にある文字を汲み取ってもらうのだ。 Yesなら1回、Noなら2回のまばたきするという約束事も Appleをはじめとするパソコンの黎明期にマウスのボタンクリック数でYes/Noを決めていたやり方と一致していて驚いた。
映画は去年の公開だったらしいが実際には1997年のころの手記だったという。 そのころのパソコンの性能をもってすればモニターの中の文字を指差してまばたきの支持をあおぐということもできたのではないだろうか。

偶然だが今日、ネットでARToolKITをいうものに出会ってその可能性に興味をもった。パソコンにつないだカメラが撮影している映像に3D等のオブジェクトを重ねて表示することができる技術(もちろんそれだけではないのだが)だ。 映像のなかのオブジェクトの動きを追跡することもできるので 上記のELLE編集長の場合、まぶたと眼球の動きを読み取ることでかなりの情報を引き出すことができるのではないだろうか。 私は仕事の上で「パソコンの技術〜開発と供給に対する対価」を常に意識するように求められて来たが、この映画をみて対価よりも社会貢献を優先するような世の中であればいいと思った。

※MOVIX堺にストマジで行って来たのだが帰りにナンバープレートのねじが片方取れてなくなった。

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